電子書籍市場の今後

kindle

この数日のSONYの通期赤字と北米電子書籍市場からの撤退、楽天の電子書籍事業の赤字など、さらに電子書籍リーダーという専用リーダーの売れ行きは芳しくないようです。

KINDLE以外はビジネス的にも厳しいと思われます。ストアは半数以上がAmadonKINDLE。
2013年10月調査の電子書籍ストアの利用状況(複数回答)
Kindleストア利用者が半数越え――OnDeck電子書籍ストア利用率調査 ITmedia

また、
買ったはずの蔵書が消える 電子書籍、企業撤退相次ぎ 朝日新聞DIGITAL
という電子書籍ならではの問題も発生しました。

しかし、電子書籍市場は伸びていきます。
text:中島由弘(Yoshihiro NAKAJIMA)/OnDeck編集委員
text:中島由弘(Yoshihiro NAKAJIMA)/OnDeck編集委員
書籍全体に占める電子書籍の割合は約8%に−米国市場動向と比較しながら今後を見る

※日本ではどうでしょうね。

 

コンテンツビジネスの3つの要素

コンテンツビジネスを展開するうえで、一般的にとても重要な視点が3点あります。
【ハードウェアやインフラの普及】【コンテンツの充実、市場の形成】【ビジネスモデル(薄利多売)の組み立て】
です。

ハードウェアやインフラの普及

ハードやインフラの普及は、電子書籍リーダーやスマホが考えられます。
個人的には、電子書籍市場はこのハードやインフラなどの提供力がまだ弱いと思います。

電子書籍リーダーはあまり普及していないことと、スマホでの閲覧があまりされていないという点が否めません。

また、たとえば1サイトですべての電子書籍が取り扱えるような統合的なサービスはまだありません。
本屋に行ったら、どれもこれも買える。普通の本ならAmazonや楽天booksに行けば何でも買える。
そこまでにはなっていません。

コンテンツの充実度

コンテンツの充実としては、AmazonのKINDLEを初め、Appleや紀伊国屋なども発達し、だいぶこなれてきた、と言えるのではないでしょうか。

ビジネスモデルの組み立て

ビジネスモデルの組み立ては、ほとんど利益を出さずとも先行投資で進める巨人Amazonがいるため、日本の電子書籍市場は太刀打ちすることが困難な状況だと感じます。利益を出さない事業で先行投資になる電子書籍事業を、楽天や紀伊国屋なども我慢してどこまで進めるのか。

 
日本の書籍の流通制度や引き腰の大手出版社などにより、電子書籍業界スピードが遅い、ともいえるでしょうが、ハードやインフラの普及を促すような出来事(電子書籍のみのコンテンツで爆発的なヒット作が生まれる、など)があればもっとスピードは速くなるかもしれません。

ユーザーとしてはAmazonで利便性が高くなればよいですが、他社サービスがないのもさびしいですね。