言葉のイメージと「薄利多売」の深い関係

コーチとのセッションをしていたときに、私が

「薄利多売」は私の性に合っていない

と言いました。そうしたらコーチが、

薄利多売の基準はありますか?

と質問してきました。

これは、刺激的で、深ーい質問だと思いました。

イメージの危険性

私はこの質問をされたとき、

なるほど、自分の中で勝手に「薄利多売イメージ」を持っている

と思ったわけです。

人はどんな言葉にも、勝手にイメージを働かせます。
ポジティブな言葉、ネガティブな言葉、否定的な言葉、後ろ向きな言葉。
それらは「言葉」としては事実のみですが、勝手に人の解釈を加えてしまう。

薄利多売は私の性に合っていない

のではなく、

薄利多売という言葉で発想する仕事やビジネスの形は私の性に合っていない

ということを伝えたかったのだと、気づきました。

薄利多売の本質

松下幸之助の水道哲学(Wikipedia)という経営哲学が有名ですが、下記のように書いてあります。

水道哲学(すいどうてつがく)とは、松下幸之助の語録に基づく経営哲学である。幼少期に赤貧にあえいだ幸之助が、水道の水のように低価格で良質なものを大量供給することにより、物価を低廉にし消費者の手に容易に行き渡るようにしようという思想(経営哲学)である。(wikipedia)

物資を潤沢に供給し、水道の水のように廉価に、というのは例えに充てる水道が廉価に過ぎて誤解を招きかねない。
しかし水道の水とは言わずとも、市井の普通の人々の手の届く価格にすることで普及を図るという考え方自体は妥当である。登場当初は高価で一部の家庭にしかなかった家電製品が、価格の低下とともに普及を見て、遂には家庭に存在しないことのほうが珍しいという程に広まった様子は、正に水道哲学の賜物であるといえる。他にも、自家用車やパソコン・携帯電話・ゲーム機などの普及も、同様の例として挙げることができる。(wikipedia)

薄利多売、というのは、もちろん大前提としてビジネスを成り立たせたら、素晴らしいものであり、世の中に広まっているものの多くは、低価格で良質なものにする、という基本原則にのっとっているわけです。

昨今のブラック企業の多くは低価格路線で薄利多売路線を追求していることが多く、その印象からも「薄利多売=悪いビジネスモデル」と勝手に捉えてたかもしれません。

「薄利多売」の本質は、経済を発展させることができ、世の中の消費者を豊かにすることができる手段だと思います。

イメージが本質を曲げてしまわない重要なポイント

イメージというのはとても大切で、人はイメージすることができるがゆえに、夢も描き、行動につなげ、実行力を高めたり、「ブランド」を認識して心地よく商品を購入したりできる。

一方、良くも悪くも、本質を曲げてしまい、事実以上によく見えたり、悪く見えたりする。

このことはとても重要だと思います。また、自分自身は本質をもっと感じ取らないといけないなと思います。

少し考えます。

○中国に起こっている事実は何か。
○自分が得意なこと、得意でないことは何か。
○景気が悪い、という基準は何か。
○消費税が8%というのは高いのか安いのか。
○金持ちというのは、いくらから金持ちなのか。

そして、本質を掴むために、それぞれ何が重要かというと、
「自分の考える基準を持つこと、自分の考える基準が何なのかを考えること」
が大変重要だと思います。

常々このことを考えていれば、結果的に多面的な視点と客観的な視点によりバランスが取れて本質をとらえることができるようになると思います。


ほんと、人は勝手に物事を解釈して、捉えている。

身の回りで起こっているいやな事象は、きちんと基準を作って、自分にとって何が嫌なのか、を考えるだけで、本質が見えてくるかもしれませんね。