ミクシィ(mixi)で頻発するコミュニティ乗っ取り事件の謎
(FPN)
mixiは登録しているけど、全然見ていないので、こんなニュースが出ると、他人ごとだけど他人事ではないような気がしてしまう。あと、仕事の上でwebコミュニティサイトを構築、運用することもあるため、興味あり。
さて、この事件はもともとmixiなどコミュニティなどが活発になる前、本当にコミュニティなんて個人の性善説にのっとって成り立つものが可能なのか?なんて議論があったけど、その否定的な要素が表面化したことのように感じる。
そう、だいぶ前に読んだ「Linuxはいかにしてビジネスになったか―コミュニティ・アライアンス戦略 (単行本) 」って面白かったなー。
Linuxはいかにしてビジネスになったか―コミュニティ・アライアンス戦略 | |
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佐々木 裕一 北山 聡
NTT出版 2000-09 おすすめ平均 |
コミュニティとの付き合い方のモデルを語っていたわけで。
mixiはここを少し間違えちゃったかもね。コミュニティはだからビジネスにすることが難しく、コミュニティを保つことが難しい。本来はかなりクローズドな世界のはずで、Linuxでは成り立つが、あまりに不特定多数のmixiは紹介制とはいえ強い主張者が現れ、集団をなし、悪さをしでかすことは想像しやすいよね。
ただ、面白いなと思ったことは、リアルの組織や社会、集団行動でも同じことが発生するということで、それがちゃんとネットでも行われるということ。つまり、リアルだからバーチャルだからということではない人間が集まったときに生じる隙間?のようなものがそこにはあるわけで。
mixiは少し規模を小さくしたほうがよいかもね。外部から見たときに「正常」と見られるためには。
mixi – Wikipedia