freetelのマーケティングを見てみる

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SIMフリーで話題性が高いプラスワン・マーケティング株式会社のfreetel。
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スマホの製造はアジアで安く作れるとは言え、販売数に限りがあるのでかなりの投資が必要になると思います。事業をうまく軌道に乗せるのはなかなか大変ではないかと思います。
それでも先日新しくラインナップを発表し、元気に突き進んでいます。

どんな展開をされているのかチェックしてみました。

freetelの5つの約束。SIMフリースマートフォン。

5つの約束はこのページで明記されていますが、特にこの2つ。※2015年6月のブランドチェンジとサイトリニューアルでメッセージが変わりました。

徹底的に品質にこだわったSIMフリースマートフォンです。
業界最安値を目指した低価格SIMフリースマートフォン。

品質×業界最安値を目指したという点は定番の差別化ポイントですが、実際のところ、「SIMフリースマートフォン」のメーカーはなかったわけで、実際ブルーオーシャンに飛び込んだと言えると思います。

今までのSIMフリースマートフォンは
・iPhone、iPadが出てきたけど、高いね。
・expansysをはじめ、海外製品だと技適が通っていないからなぁ。(日本人は買わない心理状態)
・ドコモのスマホをSIMフリーにしても、結局ドコモの回線契約するわけだし、メリットないよね。
という状態だったと思います。

そこに風穴を開けた。このことが最も大きなポイントだと思います。

freetelが安いだけ、と思っていたら、読み違えると思います。

また今後の展開は安さだけではなく、品質・ラインナップで攻めてくるでしょう。
さっそく新機種は3万円弱の商品も出てきていますね。

格安SIMの波に乗る

私もずっと記事にしている通り、MVNO、格安SIMは今後、通信業界を変えていきます。言い方が違うかもしれませんね。通信業界はずっと変革し続けると思います。

格安SIMの流れに乗って、freetelは注目されましたが、戦略も単体での販売ではなく、格安SIM業者との協業による販売機会の創出をしています。
異業態同士のコラボレーションマーケティングです。

新規ビジネスにおいては、やはり集客・認知向上・販売コストがかかる。そこを時代の流れに乗っていこうとしているのもとてもよいと思います。

かけないところはお金をかけない

まだ新機種群が販売前なので売れ行きを見てからの検討かもしれませんが、コラボレーションマーケ以外のマーケティングコストはなるべく抑えようとしています。無駄だと思うものにお金はかけないということでしょうね。

ということで、ブログはアメブロ。twitterはあまりやらず。facebook中心。ネット広告はPRからの取材誘導。京王線のドアステッカー広告(1カ月100万円くらい-交通広告ドットコムより)。※この100万円の広告はよくわかりません。チャレンジしたんじゃないかな。ネットショップもASPショップサーブで簡単に作成。

いいですね、割り切り型でよいと思います。スタート段階でかっこよく見せようとしすぎている会社は多い。私もそうだけど。

今後は新機種群が売れたらネット関連ももう少し強化するかもしれませんが、まだまだ認知度アップに注力したほうがよいと思います。
すぐに口コミ系で利用者の声を拡散する方向性を考えがちかもしれませんが、ネットの力はまだまだ小さい。費用対効果が低いと思います。

しかし、facebook、ブログを見ていると、ほんとに増田さんが自ら書いているのではないかと思うような印象です。いいですね。

価格戦略と今後

個人的には1万円のスマホは数年後にはもっと増えると思います。ただ、すぐには出てこない。
高価格帯の商品をうまく販売したあとは、他社競合やナショナルブランド、海外大手が多い価格帯ではなく、低価格だけど高品質をなるべく絞り込んだほうがよいと思います。

実際、スマホなんて使わない人は使わない。ゲームさえしなければ本当に十分だと思います。私なんかまだXperia SO01Bでよいとも思いますもの。仕事もあるので新しいスマホを仕入れていますが、
最新がいらない人はすぐ増えます。ガラケーがそうだったように。
その方々は飽きることなく長く使ってくれる優良顧客だと思います。

低価格+高品質、引き続きお願いします。

満足と信頼と付加価値

総じて現状をみると、マーケティングは機能し始めているが、製品の品質と顧客サポートがよくない印象になっているようです。サポートはSKYPEを公開したり、改善しようとしているようですが、サポートは人であり人件費もかかるのでいかに品質を高めながらコストを抑えていけるかがポイントですね。

サポートは付加価値になりえるのでぜひ頑張ってほしいです。

LTVが低いので別のキャッシュポイントを

現状の商品販売のみだと、おそらく一人当たり2年に1台くらいしか買わないと思うので、2年程度で10000円~30000円の売上。月400~1300円くらいです。
LTVが低い。

このビジネスモデルだともっと数を売らないといけませんが、スマホ販売のみでは大変だと思うのでスマホと周辺機器などのハード関連で売上を上げることと、その他のソフトなどで売上を上げたいですね。

クロスセリングの要素は今は見えないので、今後ですかね。
自社でSIM売ったらよいと思うのだけどなぁ。

課題

全体的にスピード重視で、増田社長が一気にぐいぐい引っ張って進んできたと思うので、仕組み化や営業プロセスなどができていないと感じます。

しっかり冷静にSIMフリースマホのデメリットを消していければ法人でも売れると思いますが、営業プロセス構築は進めているんでしょうかね。
 
 
ということで。がんばれ!フリーテル!