
私たちは常々「変化に柔軟である組織・チーム・プロジェクト」になることを意識しています。
そのようなプロジェクトを生み出す過程においては、プロジェクトメンバーは、
を持つメンバーが集まることになります。
しかし、途中の段階でやっぱり離れていく人たちも多くいます。離れていく人たちはとても残念ですが、離れる人と離れない人の大きなポイントとして「セットアップ」するフェーズが重要だと考えています。
適者生存
話は変わりますが、先日とてもよい話がありまして、twitterやFacebookで話題になっていますが、弱者抹殺という投げかけに対する回答です。
弱者を抹殺する。 不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければと思い… – Yahoo!知恵袋
自然界の掟は、個体レベルでは「全肉全食」で、種レベルでは「適者生存」です
なるほど。とわかりやすく考えさせられる回答ですよね。
このことは組織にも事業にも企業にも人にも当てはまることだと思います。
個人はとても弱者です。どんなに強くなろうとしても、環境が変われば弱者でしかありません。
このことを理解しているかしていないかで、仕事のスタンス、人生など、大きく変わると思います。
素直になれない大人、素直でしかない子供
子供たちと一緒に遊んでいると、本当に素直に話を聞いてくれますし、人生初めてのことばかりからか、どんどんチャレンジします。そんなチャレンジのあとにはたくさんの笑顔が生まれます。
もちろん環境に守られている安心感も同時に受けているからこそできることかもしれません。
大人は仕事、ビジネス、人生など、さまざまな環境の変化や、上記の知恵袋でいう、ジャングルにいると思うと、チャレンジもできず、素直にもなれないのかもしれません。
結局、とても素直になれない大人が多いと思います。私も含めて。
限られた時間の中で成果も求められ、歳を取ることも感じ、自分の思い通りにいかないことに葛藤をすることばかりだからですかね。
「素直になれよ」なんて言われても無理なんですよね笑。
子供の素直さを手に入れるのはどうしたらよいでしょうね。
今までの経験から素直になれなくなっているのですから、「素直になること」を求められても困るよ、と思います。
セットアップする
素直になるには、自分をきちんと「セットアップ」することが大切だと思います。
シンプルに言えば、セットアップは「自ら率先して実行する決断をする」ことだと思います。
セットアップ「自ら率先して実行する決断をする」こと
とにかく、「○○したい!」を実行することでもよいかもしれません。好きこそ物の上手なれ、です。
どんな小さなことでもよいです。セットアップして実行してうまくいく、という経験を重ねることもプロジェクトベースのトレーニングです。
セットアップができた人は、素直に情報を取って、取捨選択し、行動ができる。こういう状態になったら、コーチングも機能しますし、セットアップをチームで行うことができたとき、とても良いプロジェクトチームになります。
プロジェクトマネジメント上、プロジェクトのセットアップ、メンバーのセットアップ、その共有はとても重要なフェーズであり、基本的にセットアップの状態を保つ必要があります。まったく成果が変わります。
プロジェクトチームは「自ら率先して実行する決断」をしたでしょうか。
セットアップのツール、保つツール、マネジメント手法。プロジェクト運営上必要な方法やツールなどまた今度。