
事業企画を考える。
このお題に対して、3C、4P/4C、SWOTなど多くのコンサルティング会社がフレームワークを作ってくれますので、有名なフレームワークを活用して、事業の絵を描くことは実は比較的簡単です。
(各種フレームワークについてはこちら。3C分析・4Pとは・SWOT分析とは※グロービスのMBA用語集より)
(マーケティングの4Cとは?※ジャイロ総合コンサルティングより)
しかし、事業企画を考える際に重要なことは、
現実問題どのように戦略を組み立てたらうまくいくのか。
です。
この重要でお客様ごとに異なる答えになりそうな問いに対して、私たちが軸に持っていることは、下記の5つの視点です。
・強みの決定
・セグメントターゲットの決定
・サービスの決定(ポジショニング)
・メッセージの決定
・スピードの決定(いつまでに何を実行するのか)
<強み>
とにかくこの「強み」を発見することは第三者に聞いてでも一つ決めることが必要です。
「強み」はそのときに「強み」であったとしても、ほぼ必ず競合がいる・でてくるので、放っておいたらすぐに「強み」ではなくなります。
この「強み」をいかに研ぎ澄まして顧客に価値として提供し続けられるか、がまず第一に重要です。
強みの確認【私たちの強みは、他社より強いことか?お客様も認める価値になるか?】
<セグメントターゲット>
お客さんにしたい企業を決めます。もちろん強みはセグメントターゲットのお客さんに価値として提供できなければなりません。
場所、業界、規模、業務内容を定めましょう。
ターゲットと強みはセットです。
ターゲットの確認【私たちのターゲットは、十分に絞り込んでいるか?】
<サービス>
サービスを明確に持っていない企業はどうしてもスピードが遅れます。明確さは強さです。
オーダーメイド、都度見積もりのサービスであったとしても、必ず基本のサービスラインナップを定めます。
できることをリストアップしてもよいでしょう。軸が見つかります。
料金表はありますか?お客さんは費用は最重要の検討事項です。
サービス内容を固めることにより、営業のしやすさも高まり安定感・スピード・収益性を高めることができます。
サービスの確認【私たちのサービスは、内容が明確か?料金が明確か?依頼方法が明確か?相談しやすいか?お客様にわかりやすいか?】
<メッセージ>
メッセージは一人歩きします。メッセージがしっかり伝われば、訪問・営業せずとも言葉だけで購入したい方が増えてきます。
未来永劫使えるメッセージを今すぐ開発する、ということは困難なのでサービスメッセージであれば、何度変更しても問題ありません。ただし、大切な価値など、サービスの軸は変えてはいけません。
ターゲットを大きく変える、強みを変える、とならなければメッセージの組み立ては問題ありません。
メッセージの確認【私たちのメッセージは、ターゲットの何を解決するか?強みによって解決されるのか?】
<目標・スピード・収支>
数字の目標ということになりますが、このうちスピードというのは、いつまでにどの程度の目標を達成するか、ということを決めることです。
実際このスピード目標は目標通りにはいかないかもしれませんが、数字よりもスピードが大切なことも多いです。
実際初めの1歩がうまくいかず、時間がかかり、そもそも時間がかかるプランだった、ということもあり得ます。
スピードを推し量り、いつまでに何をどうするか決めることで事業の安定性が大きく変わります。
特に初めは実行する優先順位を決め、実行スピードを意識することが非常に重要です。
目標の確認【私たちの目標は、事業がうまくいく目標になっているか?スピード・予算・費用・優先順位】
と改めて整理しましたが、再度5つの軸で私たちの各種サービスもお客様のサービスもしっかり再度検証してみたいと思います。