2017年7月12日
アメリカの経済学者・社会学者、ヴェブレンが「有閑階級の理論」の中で言及した現象。
通常、需要は価格の上昇とともに減少するが、価格が高ければ高いほど「人に見せびらかしたい」という心理が働き、消費が増加する現象のことを指す。
この「自慢したい」という欲求から生まれる消費は「顕示的消費」と呼ばれる。
商品そのものの機能や価値だけでなく、「高価格=高級、希少」というように感じる心理現象が、消費活動にも影響を及ぼすことを示す現象である。
<ENGINEコメント>
これは確かにありますよね。価格が高いのになぜか売れる、というときには顕示欲が働くことも多いです。最近では顕示の場がSNSになっている傾向もあります。リアル・対面の場と同様にヴァーチャル・非対面・ネットの場でもコミュニティが形成されているため、インフルエンサーマーケティングが重要視されている、とも言えるかもしれません。
商品・サービス・ブランドを、顕示欲や所有欲などの欲求にいかに訴求できるかがポイントですね。
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