料金設定を考える という記事を書きましたが、企業間取引だと受発注の関係だと思いますが、個人への小売り・販売などの場合はもう少し事情が違ってきます。
最近は商品・サービスを購入するにしても、ネット情報が切っても切り離せない状態になっており口コミなどの情報が大切になっています。
実際は「口コミが大切」ではなく、サービスがよいか、一般以上の体験があるか、により良い口コミが起こります。
よいサービスもしていないのに口コミが大切、ネットの情報が大切と言っていると、なかなかお客様から信頼を得ることができません。実体験とネット評価にギャップがあるためです。
まずはリアルサービス。
リアルサービスの良いものをさらに良く伝えてくれる、
リアルサービスの悪いものをさらに悪く伝えてしまう、
のがネットです。
また普通のサービスであれば何も起こりません。
ネットはリアルサービスのあとです。
リアルのサービスをしっかりし、webサイトで展開できれば価格は高く保ったまま展開できますし、そのように展開している会社さんはたくさんあります。
単純な価格戦略で安い層を拾う方針を取ることもできますが、料金設定ではないですので低価格戦略を除けば、小売りの価格はリアルサービスの良い体験価値で決まると思います。
高い金額、適正価格で販売したいなら、良い体験を提供することを第一に考える。実際のところ、オンラインショップもそうです。購入体験の価値を上げるにはどうすればよいか、まずそこを考えたほうがよいですね。
あとは在庫の状況によっては安く売り切りたい、高く販売したい、予約販売したい、と時期によって価格は変動できると思います。しっかり基準価格は体験価値を踏まえて決めたいですね。