COLUMBUS PROJECT

LTV(Life Time Value)

2017年2月6日

Life Time Value(顧客生涯価値)の略。

一人の顧客がある商品やサービスに対して支払った合計金額のことで、顧客が企業に対してどれだけの利益をもたらしてくれるかを測定する指標となる。

LTV=平均購買単価 × 購買頻度 × 継続購買期間 の計算式で求められる。

成熟市場においては、新規顧客からの単発売上よりも、既存顧客からのリピート購買を積み重ねることで企業の利益を最大にしようという概念が背景にある。

 

<ENGINEコメント>
企業によって、LTVをベースにした収支計画と実行プランを立てた場合、うまく議論が進まないことがあります。それは、計算式の中の【継続購買期間】の要素が大きいです。

コスト回収はなるべく1年以下の短期間(年度内、四半期内など)のうちに行いたい、という企業が多いと思います。そのため、何か施策を行う場合は、売り手側は短期的な売上アップ・即購入・発注を目指しますが、実際の顧客はもっと長期的な視点で見ています。

今すぐ売上を高める短期施策と、実際の購入・発注より前段階からコミュニケーションを取り続ける長期的な囲い込み施策。マーケティング担当であれば両方の施策をうまく組み合わせることで、継続した売上向上の仕組みを推進したいですね。

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