COLUMBUS PROJECT

マーケティングに最も多く見られる課題とその対策 

2018年7月2日

マーケティング戦略は進める中でさまざまな課題にぶつかります。

HubSpotが何千人というマーケティング担当者にアンケートを行った【State of Inbound 2018】によると、マーケティング担当が重要な課題と考えている項目として「トラフィックとリードを獲得すること」、「ROI(投資利益率)を証明すること」、「予算の十分な確保」などがランキング上位をしめているようです。
2018年のアンケート結果は こちら

マーケティング担当の誰もがぶつかる上位5つの課題について、対策を検討してみたいと思います。
 

1)トラフィックとリードの獲得

【State of Inbound 2018】では、2017年と同様にトラフィックとリードの獲得が、マーケティングにおける重要な課題の第一位という結果でした。
マーケティング担当がトラフィック(アクセス数)やリード(見込み客)を多く獲得することに一番苦労していることは間違いありません。

アクセス数やリードを獲得するための基本の対策としては、

① 顧客視点に立ったコンテンツの作成
② 質の高いコンテンツの作成
③ 顧客にコンテンツを見つけてもらう方法を見つける

という3点が挙げられます。

顧客が必要としているコンテンツを作成し、しかも、「コンテンツを読み続けたい」、「アクセスしたい」と思ってもらえるような質の高いコンテンツでなければ、どんなに大量に作成したとしても、リードの獲得にはつながりません。
また、どんなに良いコンテンツを作成しても、リードがそこにたどり着けるような道筋をつくっておかなければアクセス数を増やすことすらできないでしょう。
 

2)マーケティング活動のROI(投資利益率)を証明する

ROIとはReturn On Investmentの略語で、投資したコストに対する効果を見る指標です。日本語では投資利益率と意訳されています。

今後、ビジネスの中でマーケティング成果の可視化とマーケティング活動の価値を高める施策がより重要視されていくことは間違いありませんが、マーケティング担当にとって、マーケティングの多岐にわたる活動を抱えながら、ソーシャルやコンテンツマーケティングのROI(投資収益率)を評価するのは簡単ではありません。
そこで、マーケティングオートメーション やCRMなどのツールを上手に活用してマーケティング活動によってどれだけのリードを獲得できたのか、成果にどれだけ結びついたかのかを確認できるようにしておくことをおすすめします。

ROIの評価の課題を克服するために、自社のビジネスに適したKPI(重要経営指標)を見つけ、ツールの活用、再構成、追加などのカスタマイズが大切です。ツールを選ぶことや設定に最初は時間がかかるかもしれませんが、導入して動き始めれば、リアルタイムでROIがわかるようになってとても便利です。
 
 

3)十分な予算の確保

予算を十分に確保することはマーケティング担当者にとって、重要課題の一つです。予算を増やすためには、根拠となるマーケティング活動のROIの証明が鍵を握ります。
また、インバウンドマーケティングを効果的に実施することも予算を的確に活用することや十分に確保することに役立ちます。ただし、インバウンドマーケティングは効果が出るまでに時間がかかります。戦略をしっかり立てながら中長期的なマーケティングの取り組みを検討し、段階的に予算を確保していくことが大切ではないでしょうか。
 

4)Webサイトを管理する

コンテンツ作成、最適化、WebページのデザインなどWebサイトの管理には様々な要素が含まれます。訪問者を増やし、目標を達成するための管理のポイントは何でしょうか?

Webサイトの管理のポイントは以下のような点が考えられます。
・ 読み込み時間の速さを調整する
・ モバイル最適化
・ SEO対策
・ セキュリティ対策
・Webサイト改善のために必要なスキルや人材の確保

Webサイト管理は一度設定すれば終わりというわけではありません。継続的に改善することで成果につながるWebサイトとなります。
そのためには人材の確保が必要です。コンテンツ作成、最適化、デザイン、システム管理まで社内で全て整えることが難しい場合は社外パートナーやフリーランサーなどを活用することもおすすめです。
 

5)自社に最適なテクノロジーを見つける

自社のマーケティングに合ったツールやソフトウェア、技術を見つけることが重要課題のトップ5にランキングしています。

マーケティングを自動化するためのプラットフォームであるマーケティングオートメーションはマーケティングチームにとって強力な武器となることは日本でも認識されつつあります。海外でも多くのマーケティング担当者がマーケティングの自動化の導入を最優先事項と考えているそうです。
自社に最適なツールやソフトウェアをどう見つけるか、課題に合ったテクノロジーを見つけるために、まずは解決すべきビジネス上の問題を整理し、マーケティングテクノロジーに何を求めるか、要件定義をすることが大切でしょう。

マーケティングオートメーションを選ぶポイントについては以下の関連記事を参考にしてください。

関連記事:
マーケティングオートメーションとは?機能と導入のポイント
マーケティングオートメーションツール31選
 

まとめ

マーケティング担当が抱える課題はそれぞれかもしれません。どんな状況だったとしても、マーケティングはまずは現在のパフォーマンスやストラテジーについて徹底的に分析することが成功に向けた第1歩です。

ページTOP▲