2016年11月28日
通常のテレマーケティングによるアポ取りとインサイドセールスによるリードジェネレーション(アポイント獲得)の違いを整理します。
インサイドセールスは案件創出を目指しますが、良い新規アポイントを獲得する、という点も非常に重要です。
どのようにしたら潜在顧客を見込み顧客に転換し、良質な初回訪問を生み出せるかに集中すると、課題解決型(ソリューション型)のコミュニケーションが必須、という結論に至り、弊社のアポイント獲得フェーズではそのようなアプローチ方法を取り入れております。
ENGINEで行っているソリューション型のリードジェネレーションを取り組むようになった背景としては2点ありました。
1)見込み顧客数を増やす必要があった
背景としては、案件獲得を低価格(無料ではない)で切り込み、その後クロスセリングやアップセリングによりLTVを高めていく営業プロセスで事業展開をしていた。そのため、事業の初期段階では、見込み顧客数が多かったが低価格案件が多く、対応顧客数を増やすべく訪問時間を短縮(なるべくなくす)して営業を行う必要がありました。
2)会わずに受注する必要があった
限られた人員で顧客数を増やし、かつ質を維持していくために、顧客を
の2つに分類しながら営業していました。
すると、【B】の企業グループは
会わずに仕事の相談が来る・会わずに仕事の依頼がある状態
に徐々になっていきました。
そして、
仕事の相談→仕事の依頼→仕事を行う→再度仕事が来る
というプロセスで成立する企業が生まれ、
非対面でありつつも「仕事が来続ける」状態
になっていきます。
この2つの背景と経験から「ソリューション型の非対面営業スタイル(インサイドセールス)」が生み出されることになりました。
実際は営業活動の効率化を図り、移動時間を削減、資料の個別作成も細かく取り入れながら
わけです。
つまり普段訪問時に行っている、「ヒアリング、課題を抽出、解決提案と期待を超える提案」を非対面で行っていたのです。
通常のテレマーケティングは、一つの目的、一つの目標のために実施します。
インサイドセールスのリードジェネレーションは継続したコミュニケーションを経て、アポイント獲得を目指します。
リードジェネレーション段階から課題・解決型のサービス案内や小さな提案を展開します。
通常テレマ | インサイドセールス(リードジェネレーション) |
---|---|
スクリプト | |
定型の自社の強みを伝えるスタイル | 自社の話は多くせず、ヒアリングを交えながら課題を認識していただいてから自社の強みを提案していく。ヒアリングから場合によってできないことはできないと伝える。 |
商品知識 | |
必要最低限の商品知識をしっかり把握する | 商品知識の把握はもちろん必要。さらに、よくある顧客のニーズを分類したり、顧客の業界やマーケットの知識も把握する |
リスト数 | |
リストを多く持つ | ターゲットを明確にし、ターゲットリストは必要十分な量のみで運営する |
アポイント獲得までのステップ | |
極力低回数のコールでアポイントを取る | 顧客の理解などを高めるために、場合により資料を送付して読んでいただく。自社のサービスをしっかり理解していただいた上でアポイントを獲得する。 |
1日コール数 | |
1日100件以上 | 1日10~50件程度 |
アポイント率 | |
1~3%程度 | 2~10%程度 |
実際に新規開拓としてリードジェネレーションを展開するには、ターゲティング、スクリプト(自社の強み、業界の課題、顧客の課題)と組み立て(課題発見・共感・課題解決)が重要です。
通常の新規ソリューションセールスに近い活動を初回コンタクト時から行うことにより、質の高い初回訪問が可能になります。
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