COLUMBUS PROJECT

SNSマーケティングを始める前におさえるべきポイント

2019年3月22日


 

フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSが新たなメディアとして定着してきました。そして、SNSにもマーケティング戦略を組み立てることが重要になりつつあります。SNSマーケティングに取り組む時に知っておくべき各SNSの特徴や基本的な運用手順についてまとめました。

 

1 SNS利用状況

(出典)総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd142210.html

総務省の「平成29年通信利用動向調査」の結果によると、国内ではLINEの利用率が60%と最も高く、Twitter、Facebook、Instagramという順番になっています。

 

2 SNS活用の利点

  • ブランド認知度の向上
  • 新たなリードの創出
  • ユーザーとより良い関係性を作ることができる
  • Webサイトのトラフィックの増加
  • 売上げアップに貢献

 

3 主要SNS活用のポイント

Facebook

リーチ率が重要指標。
リーチ率を上昇させるにはエッジランクを高める必要があります。
リーチはエッジランクでコントロールされています。エッジランクとは、タイムラインにユーザーのそれぞれの興味・関心に適した情報を表示するためのアルゴリズムのことです。
エッジランクを高めるための施策にはエンゲージメント(1投稿あたりの「いいね」数、コメント数、シェア数といったユーザーの反応)の獲得が必要です。
Facebookのニュースフィードにはアルゴリズムが導入されているためエンゲージメントを増やすためには以下の項目をポイントにしてください。

  • ターゲットユーザーがFacebookを見ているタイミングで投稿
  • ターゲットユーザーに役に立つ質の高い投稿
  • 画像や動画なども投稿するとリーチが伸びやすい
  • 多すぎる投稿はユーザーによっては非表示にされてしまうので注意

フォロワーの欲しい情報を出来るだけ詳しく紹介するとフォロワーから「いいね!」や「シェアする」などの反応をもらえる可能性が高くなります。また、フォロワーが投稿に長く滞在してもらえることで、Facebookからよい評価を受けることもできます。

Twitter

「瞬間」を共有すること、ターゲットユーザーと対話をしているような「ラフな雰囲気」が特徴です。最も特徴的なのは、つぶやいた内容がどんどんリツイートされて、フォロワーのフォロワー、さらには全く知らない人にまでつぶやきが届く拡散力の強さです。
Twitterの急速に流れる「情報ストリーム」は、若い世代を魅了しています。
Twitterは「量」で勝負です。
タイムラインにアルゴリズムがなく、時系列で表示されるので投稿数が多いほどユーザーの目に触れやすくなります。
初期の投稿頻度はユーザーにアカウントを知ってもらうためにも1日7回〜10回程度を目安に投稿してみましょう。
投稿時間帯はターゲットユーザーに合わせて最適なタイミングにより多く投稿できるように調整します。
ターゲットユーザーと同じ言語やフレーズを使用し、顔文字や記号を使って親近感を出すと受け入れられやすくなります。
1投稿140文字以内という制限があるのも忘れないようにしましょう。

Instagram

Instagramは「おしゃれ」で質の高い写真とハッシュタグをつけることがポイントです。
Facebookと同様にタイムラインにアルゴリズムが適用されているため、投稿の量より質が重要です。
効果的なハッシュタグをつけること、世界観に馴染み、かつユーザーの視覚に訴える写真を投稿することでエンゲージメント率が上がります。
ターゲットユーザーによりリーチしやすい曜日、時間帯を検証し、少しでも目に触れられる投稿のタイミングを調整します。また、投稿しすぎてユーザーのタイムラインを占拠してしまうと鬱陶しがられ、非表示にされてしまう可能性もあるので注意です。
投稿数は少なめに。「量より質」重視です。

LINE@

LINEのユーザー数は約7600万人(2018年10月時点)と国内では最大のユーザー数です。その中でLINE@はビジネス向けに活用できます。
ただ、LINE@は他のSNSとは全く機能が違います。
LINE@の特徴は「友だち追加」で会員になったユーザーのみメッセージを届けることができることです。
投稿回数を増やすことでファンを獲得することや、検索による流入でユーザーが増えたりすることはありません。
また、配信母数が少ない時にメッセージを工夫して成果を出そうというのも間違いです。
何よりも、友だち登録人数を増やすことを最優先に検討する必要があります。

友だち獲得のための具体的な施策

・インセンティブの設定
友だち登録をしてくれる人に対してメリットを付与することが重要です。例えば、「友だち追加で〇〇が無料!」「友だち追加で〇〇%割引クーポンプレゼント!」などの無料や割引クーポンのプレゼント、合わせてタイムセールやキャンペーン情報などの提供もインセンティブとなります。

・LINE@のインセンティブがあることの徹底した告知
顧客とのあらゆる接点でLINE@に登録するとインセンティブが得られることを告知します。

参考サイト(各SNSの特徴や機能が詳しく紹介されています。2019年3月時点)
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-29375/

https://purogar.com/marketing/sns-strategy/
 

SNSのビジネス運用の流れ

Step1
目標と目的を設定する

Step2
顧客調査
ターゲットユーザーの把握

Step3
カスタマージャーニーマップの作成

Step4
コンテンツマップの作成
必要なコンテンツをカスタマージャーニーマップにマッピング

Step5
メディアの選定
ユーザー別に最も適したメディアを選択する

Step6
KPIの設定

Step7
コンテンツ制作

Step8
配信計画
拡散の施策

・カスタマージャーニーマップについてはこちらの記事を参考にしてください
カスタマージャーニーマップ作成してマーケティング効果を上げよう
・KPI設定についてはこちらの記事を参考にしてください
【KPIとKGI】目標設定の考え方とポイント

 

まとめ

SNSは、新しい顧客やクライアントを取り込むための最良のツールの1つです。
SNSはコミュニケーションのために存在しています。SNSを通してユーザーや顧客と「対話」し、「共感」していくことを心がけたいものです。また、マーケティングを実施する時には以下のような項目も念頭に進めてみるようにしてみましょう。

  • ユーザーとの「繋がり」を大切にする
  • 適切なツールを見つける
  • 認知、告知、宣伝活動も行う
  • SNSの最新の傾向と機能更新をチェックする

SNSは常に進化、変化し続けています。最新の動向や機能の変更などをこまめにチェックしながらPDCAを素早く回して運用してみましょう。


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